大信地域は白河市北部に位置し、東西約19km、南北約7kmと横長です。東を矢吹町、北を天栄村、南西を西郷村、南東を泉崎村に接しています。面積は80.77km2で、このうち77%が山林となっています。西部には那須山系の山々が連なり、権太倉山(976m)は白河市の最高峰です。阿武隈川水系の隈戸川と外面川が西から東へ流れ、河川沿いは美しい田園風景が広がっています。大信出身の芥川賞作家である中山義秀は、この風景を「世界中で唯一の一番なつかしい天地(ふるさと)」と書き記しています。

 


白河市の標高は300m程度で、夏は涼しく湿度が低い高原の気候です。真冬の平均最低気温は0.3~3.4℃程度ですが「那須おろし」と呼ばれる北西の季節風が吹く影響で、体感はそれより低く感じます。12~3月にかけて積雪がありますが、根雪になることはあまりありません。